2014年10月13日月曜日

「アシスタント」× 教育




美容師としてサロンに就職し、「スタイリスト」なるまでには長い道のりがある



理想は3年くらいだろうか



しかし一人前のスタイリストになる為には

実に多くの事を学び知る必要がある



実際はスタイリストデビューまでは

3〜5年くらいが平均ではないだろうか









それまでの期間を「アシスタント」と呼ぶ



営業内ではスタイリストのヘルプに入り、シャンプーやカラー塗布、

店内にいるお客様心地よく過ごしてもらう為に駆け回る



営業後には自らがスタイリストになる為のレッスン

カットの技術 、カラーの知識、パーマの巻き方も何種類とある



週に一度の休みを利用して外部セミナーに参加したりもする








この長いアシスタント期間に、一人の美容師としての価値が決まると言っても

過言ではないだろう


少なくとも自分はそうである


自分のアシスタント時代を振り返ると

辛くなかったと言えばになるだろう


逆に辛かったから今の自分がある



でも



あの時期には二度と戻りたくない、というのが本音だ










当時の僕は”辛 い”とか”辞めたい”とかは思った事がなかった

自己暗示が得意だったから




いや、





酒を飲んで紛らわせていた

だから毎日二日酔いだったのかと

アル中やんけ!






話を戻そう







その、後輩アシスタントのレッスンを見たり、分からない事を教えたりするのが

僕ら先輩の役割なのだが



今まで何人もの後輩たちがいた

いろんな人がいた



情熱的な人や、クールな人

楽天的な人や、なんでもすぐに落ち込んでしまう人

人と話すのが上手な人、寡黙に技術に専念する人




僕自身は結構楽天的な情熱タイプだ

僕がアシスタントリーダー〜スタイリスト初期の時

教え方はスパルタな感じでいたと思う



自分が思う理想の美容師像があった

目指す人間像があった



それが響く人もいれば、

うざったく思う人もいただろう



そもそも美容師のサロンワークは

通常の会社勤めの人からは到底理解しがたい事も多い


理不尽な状況や環境も

自分と同じように乗り越えて当たり前だと後輩に思っていたし、

そうあってほしかった









でもうまくいかない事の方が多かった

情熱とこちら側の偏った感覚と価値観を後輩に押し付けていたのかもしれない






なぜこの子はできないんだろう、、

なぜ何度も同じ注意をしなければいけないんだろう、、






理由はその子ではなく、こちら側にあるのではないか



ある時思った




その子ができないのは伝え方のせいかもしれない

要約しすぎていないか?感情的になっていないか?


10回間違えたなら、10回同じ丁寧さと心を持って注意してみたらどうか

根比べだ、絶対に負けないキレない




自分の考えは全て正解じゃないかもしれない

甘いと感じる人もいるかもしれない



でもどこのサロンでも才能ある子達がバンバン辞めていく現実はどうか?

辛いなら辞めればいい、うちは(業界)はこうだから、とか



って思ってる人に言いたい



お前のせいで辞めたんだよ



怖いからちっちゃい声で言った















相手を変えるには、まずはから




ルールを変えるのは怖い事かもしれない




でも変化は前進だ

自分が前に進まなきゃ

後はついて来れない









今年入った3人も

個性溢れる面々だ







どんなスタイリストになるか楽しみだ






”欠点は才能

弱点は個性

コンプレックスは武器

逆境は試され事

失敗はギフト”  斉藤恵一さんセミナーより




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